尾山耕地のキイトトンボ
かつて、尾山耕地に沢山いたと聞くキイトトンボ。５年前のトンボ専門家による目撃情報、今年春に農家の方の目撃情報、８月１０日トウキョウダルマガエル調査中のＭさんの目撃情報は、いずれも堤防下の水田にて。そしてようやく８月１１日、キイトトンボのオス、１７日にはメスを確認できました。

キイトトンボは「神奈川県レッドデータ生物調査報告書２００６」によると、モートンイトトンボと同ランクの絶滅危惧�TＢ類。もともと記録の限られる種で、近年特に減少著しく、ほとんどの産地から姿を消し、各地で散発的な記録はあるものの、発生が継続していないそうです。生息できなくなった主な理由は、護岸工事や埋め立て、水質汚染、草丈の低い湿地の喪失などの環境変化。

今はすっかり減ってしまった尾山耕地のキイトトンボの存続も同じ理由で危ぶまれます。姿を消してしまう前に、生息環境の回復を切望します。
画像の掲示板に、キイトトンボ・オスとメス、少しはなれた河畔に咲いていたキツリフネの写真を載せます。

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No.162 尾山耕地でキイトトンボを確認 2007/8/22(水)01:10 おおきえつこ (881)