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61 尾山耕地のコウライイチイゴケ
2004/9/9(木)00:33 - 大木悦子 - 411 hit(s)

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尾山耕地の一部の休耕田と畦に、コウライイチイゴケが
生育していることを確認しました。

7月23日・27日に採集し、財団法人平岡環境科学研究所
に送りました。8月12日平岡照代さんが同定してくださいました。

平岡さんからは、
「コウライイチイゴケは、本来の生育地である低湿地の消失とともに、
似たような環境の休耕水田に出現しているのは、最近、関東近県でも
確認されています。大型のコケで、乾燥に弱いと考えられますが、
最後の砦が水田跡なのでしょう。」

と、教えていただきました。
コウライイチイゴケは、国の絶滅危惧1類という、最も絶滅の危機に
瀕している種になっているそうです。
このホームページにリンクの「境川の斜面緑地を守る会」
のホームページに詳しくあります。

尾山耕地にはもう一つ、同じランクの蘚苔類、イチョウウキゴケが
水田に生育しています。
ぜひ、この環境が残るように、愛川町に保全措置を
お願いしたいと思います。
やはりコウライイチイゴケが谷戸の水田跡地に生育している
横浜市栄区では、保全措置がとられています。
生田緑地でも保全措置がとられているそうです。

また一つ尾山耕地の“かえがたさ”置換不能さを知ることとなりました。


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No.61 尾山耕地のコウライイチイゴケ 2004/9/9(木)00:33 大木悦子 (1024)

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