この会報の発行費用の一部は、(財)イオン環境財団の助成によるものです。  
連絡先:〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津6205 TEL 046-284-2121

3月25日 ミズカマキリ

お弁当:
初参加の神山さん・子供たちも一緒

4月28日
 羽化したばかりのとんぼ

5月5日 
休耕田の水辺にヤゴを見る

 動き出した尾山の生き物たち(カエルたちは、p4)  

2月27日・3月25日・4月19日・5月17日にイトアメンボ調査補助活動を行い、3月には城山町の神山さん初参加 吉川さん、豊田さんの親子と初参加の子供たちは、ミズカマキリやマツモムシなどに夢中でした。

(財)イオン環境財団助成による「神奈川県愛川町の尾山耕地における昆虫類の保全に関する研究」活動について、

会員以外の方々も参加してくださり、調査態勢が整いました。まだボランティア、特にゴミムシの飼育してくださる方を募っています。

調査を水生昆虫と陸生昆虫の2チームで行い、飼育も行います

水生昆虫調査対象種  モートンイトトンボ・コオイムシ・タマガムシ
(佐藤誠三、吉川敏・久美子・駿・拓、神山孝子、川嶋朋美) 
陸生昆虫調査対象種 オグラヒラタゴミムシ ・キベリマルクビゴミムシ ・マメハンミョウ
(衛藤佳功、菅原多美、小林 勝) 
飼育対象種  コオイムシ・キベリマルクビゴミムシ・オグラヒラタゴミムシ 
(豊田由美子、竹内寧子、吉川さん家族 他)
水生昆虫調査は佐藤誠三さん、陸生昆虫調査は衛藤佳功さんを世話役として進めます。全体のデータまとめは佐藤さん。
専門研究者・助言者の愛川町学芸員・藤田 裕さんと事務局・大木悦子は、全体の進行を調整し、随時携わります。
調査内容
3・4月は、モートンイトトンボのヤゴの越冬調査については、見つけられる確率が低いことから行いませんでした。
コオイムシの越冬状況は、見つけられませんでした。
コオイムシについては、昨年5月20日、卵を乗せた1個体が水路で見つかっています。
5月半ばにかけ、水田に水が入ると動き出すでしょうから、出始めの様子を見にお出かけ下さい。
6月いっぱいは、卵を乗せた姿がよく見られると思います。
5月・7月・10月ごろ、ゴミムシの活動期に捕獲のためのベイトトラップ(紙コップなどの罠)を設置します。主に、衛藤さんが天候を見計らって進めてくださいます。
モートンイトトンボは、出現期が短く集中した調査が必要な為、多くの方々の参加で取り組みたいと思います。6月に入ると羽化が始まります。各自のご都合で足しげく観察して下さい。調査内容等、連絡を取り合って進めます。
各自で行う調査に際しても、地図と調査記録用紙にご記入をお願いいたします。 また、調査日を事務局にご連絡ください。
活動記録
3月10日調査打ち合わせ(藤田・佐藤・大木)
4月4日水生昆虫飼育準備(尾山・吉川3名・大木)
   28日一部調査(吉川3名大木)
5月5日一部調査(川嶋・大木)
   13日陸生昆虫打ち合わせ(藤田・衛藤・大木) 
   15日ゴミムシ・ベイトトラップ設置(衛藤夫妻)
   16日水生昆虫調査下見(佐藤・大木)
   19日水生昆虫一部調査(小林・川嶋・大木・“神奈川ゆめコープの相模センター環境委員の4名と子ども達”はカエルと遊)
活動予定
5月26日 水生昆虫調査(10:15集合〜12:00)中津公民館に移動、昼食後、午後1:30〜 調査の打ち合わせと総会 
6月2日 尾山耕地の自然観察会(10:30集合)鳥・昆虫・植物・両生類などの専門研究者がみえます。

● 中津公民館まつり 

・展示(2月24日〜3月3日) と 体験教室(エコぞうりづくり・なわづくり)

渡辺さんのつるかごアレンジ

稲わらをすぐって、湿らせ、たたいて、なう。
小さな手の中で、くるくる回って、縄が生まれた。

知らぬ間に、子供たちが縄づくり。

 

3月15日・町主催の展示「湿地のいきもの」準備 

湿地の植物・標本づくりのお手伝い(川嶋・豊田・大木)●「いきものふしぎ発見」展・質問コーナーに記入された方ごめんなさい。期間内に回答の記入ができません でした。次回に展示します。 

学習会「水生昆虫を育ててみよう」 

4月7日「湿地のいきもの」展示解説を町学芸員の藤田裕さんにお願いし、その後、実演を交え飼育経験の豊かな吉川敏さんのお話を伺いました。  
 町図書館所蔵の参考本 町図書館所蔵の参考本 1995年4月発行 (株)あかね書房 科学のアルバム95 ・水生昆虫のひみつ ・アカトンボの一生 >講談社 パノラマ図鑑  ・トンボ ・虫の取り方、飼い方 同文書院 昆虫たちの「衣・食・住」学 
いきもの ふしぎ発見」展のアンケート(21枚)より
いきものクイズは? 
・たのしかった13人
・つまらなかった4人 
・むずかしかった4人・やさしかった人

気づいたことは?
・生き物を大切にすることに気づきました。 
・山や川に行くといつもごみが捨ててあって、少し残念におもいます。
・知らないことがいっぱいあって、自分がいかに知識がないか分かった。 家の近くでシカ(親子)とサルに何度か出会うことがありました。その時は感動していますし、ガンバって、と声をかけています。自然がなくなってきていることを思うと、食と安全を動物にも絶対に必要だと思っています。湿地にいるカワイラシイ昆虫たちにも会うことがありますが、車が通り水もない所で、どうして生きていくんだろうと思うことがあります。あいかわの動物・昆虫を大切に思っているネットワークがあると知ってうれしいです。 

●クイズづくりや質問・芳名録に感想のご記入など、有難うございました。




★ 水生昆虫の飼い方・まとめ 竹内ィ子 一番大事なことは、捕獲した昆虫が生きていた生活環境と同じ環境を作り、飼育することです。 飼育する昆虫の一生を知り、成長の変化があっても飼育が続けられるようにします。水槽の中で昆虫が一生を送れる環境を作りあげる事が大事です。エサになる生き物も一緒に水槽に入れます。
水槽の環境
・水は、くみ置きをしてカルキを抜く
・水槽に水をいれて、しばらくそのまま何も入れないで置いておくと水が落ち着く。環境を安定させておく
・水草を入れると水の濾過装置がなくても平気
・水をきれいにする為に熱帯魚を飼う時に使う麦飯石を敷き詰めると水が汚れにくい
・トンボはきれいな水に生きるので水を循環する
・ミズカマキリの様に尾を空中に出す為の止まり木が必要な場合木が浮かばないよう工夫。釣り糸で木をしばり、石を重石にする。
・陸にあがって産卵する昆虫ならば、ブロックなどで陸をつくり、コケをのせてコケを産卵場所とする
・水槽の上はガーゼや目の細かい金網が良い 
エサ
・ミズカマキリのエサは、小魚・アメンボ・おたまじゃくし・ミミズなど
・ゴミムシのエサは、動物性を好むので、釣えさが良い。お皿に乗せてあげる
・エサはやり過ぎない 


 第2回通常総会の議案 にご意見・提案をお願いいたします。

(以下、事務局提案の議案・主な項目の概要)

第1号議案 
01年度活動のまとめ案 (活動をさらに充実するために、どうしたら良いか反省点等お寄せ下さい)

  • 「神奈川県愛川町の尾山耕地における昆虫類の保全に関する研究」活動に、専門研究者のご協力と(財)イオン環境財団の助成を得て取り組みました。
  • 専門研究者・行政と協働した取り組みとして、イトアメンボ調査補助活動や展示を行いました。
  • 会報あめんぼ通信を発行し、情報の共有と愛川町の環境課題への共通認識を深めることに努めました。  他


第2号議案 01年度 会計報告  01年4月1日〜02年3月31日(単位:円)
((財)イオン環境財団の助成金30万円は01年11月〜02年11月の期間で別会計。)
 

収入の部
項目 決算額 備考
年会費 40,500 年2千円×10人、5年分円×1人、家族会費・年3千円×1、賛助会費年千5百円×5人
参加費  1,200 公民館祭り体験教室(エコぞうりづくり)
寄付 11,500  
繰越金  5,977  
合計 59,177  

支出の部

項目 決算額 備考(主な内訳)
会場費  3,900 定例会(中津公民館
活動費  1,450 書籍、地図
事務費  7,891 資料コピー代
通信費 10,772 郵送代、電話代
消耗品費 12,704 テープ、紙代、インク(会報・展示用他)
会議費  2,711 総会
繰越金 19,749 -
合計 59,177 -

 
第3号議案 02年度 活動方針案と活動計画案(活動方針・計画をご提案ください)
  • 「神奈川県愛川町の尾山耕地における昆虫類の保全に関する研究」活動に参加者を募り、引き続き取り組みます。
  • 里地里山環境保全他の環境課題に、市民活動(子供達を含む)や専門研究者・行政・事業者と協働して取り組みます。
  • 会報あめんぼ通信やインターネット・展示などで、情報の受発信と多くの人が意見交換できる場を作ります。他
第4号議案 02年度予算案(単位:円)(尾山耕地の調査・研究に関わる費用は(財)イオン環境財団の助成から支出)
支出の部
会議費   5,000(会場費含む) 
事務費   5,000 
通信費   10,000 
消耗品費  5,000 
Web広報費  9,450(レンタルサーバー利用料月5百円×12、初期設定3千円、消費税)
繰越金   13,799(会費1人×3年分含む) 
合計    48,249 
収入の部

年会費 28,500(賛助会費含む)
繰越金 19,749(会費1人×4年分含む)
合計  48,249

Web広報費 :インターネットのレンタルサーバー利用料 
99年より広告収入運営の無料サーバーを利用したページに、
当会の情報を多く載せているが、以下の理由で専用契約を提案。
提案理由:現在の問題点・アドレスが長い・情報の増大で容量が
限界で入りきれない。などを解決する為。20倍容量で最安の提案。

第5号議案 会員と役割分担案  会の趣旨に賛同し、共に活動、支援する会員を常時募集しています。
役割分担(記録・会報編集・会計・広報・事務局など)についてのご意見・提案は、24日までにお願いいたします。

情報掲示板・お知らせ
 赤とんぼ  に、あなたの“まなざし”を ―2002年全国調査―
農と自然の研究所・むさしの里山研究所・(社)農村環境整備センターの3団体が全国に呼びかけて実施。
田んぼの益虫というだけでなく、赤とんぼの群れ飛ぶ情景は、稲作文化を彩っています。南の国から飛んできて、初夏に見られるウスバキトンボ。6月末、梅雨の盛りに出てきて、間もなく高い山を目指して飛び立ち、9月初め頃から里へ降りてくるアキアカネ。
いろいろな赤とんぼの中から選ばれたこの2つに、あなたのちょっと熱いまなざしを!
いつ見たかなどについて調査用紙に記入し、送付します。 資料・用紙をご希望の方は事務局まで。


5月16日(木)18:30~21:00 ミニフォーラム「市民による里山の保全と活用のシステムづくり」

 場所 県民活動サポートセンター・参加費無料 主催 NPO法人よこはま里山研究所〜NORA〜045-722-9674、・神奈川県緑政課 
 ゲスト 中川重年氏(自然環境保全センター)窪田建平氏(かながわトラストみどり財団)(終了情報陳謝・大木出席・資料あり)
    
 6月16日 (日) 午後1:30〜  河川調査の講習会 〜河原の生き物の調べ方〜 
・寒川堰上流(平塚市側)運動広場
終了後、移動し、午後5:00〜7:00 第一回学習会 相模川河川整備計画の考え方と進め方 (予定)    
場所 京浜工事事務所相模川出張所内「馬入水辺の楽校」主催 桂川相模川の未来
 当日連絡先: 090―3518-0368


● 生物多様性国家戦略を 平成14年3月27日地球環境保全に関する関係閣僚会議で決定。

  中央環境審議会(環境相の諮問機関)は、25日「生物多様性条約」に基づく新しい「生物多様性国家戦略」を答申。里地里山や干潟など身近な自然の保全を重要視し、全国千カ所で自然環境を継続的に定点観測する事業を提案している。(インターネット・情報掲載ページより リンクできます)

* カラフルな解説冊子「いのちは創れない」を無料配布。問い合わせ:環境省自然環境計画課 (電話03・5521・8275)


(財)イオン環境財団の助成金で購入した図鑑   

  • 保育社:原色日本甲虫図鑑2・3
  • 山と渓谷社:山溪ハンディー図鑑:日本のカエル+サンショウウオ類(愛川町のカエルの写真多)

  • 愛川町図書館所蔵 ・岩波書店「メダカが消える日」小澤祥司著 は、おすすめの本。
    身近な田んぼの生き物たちを見ていると、私たちの暮らし・考え方が見えてくる。どうしたらよいかも見せてくれる手引書。

ヤマアカガエルの卵2月27日

死のヤマアカガエル4月4日

子どものカエル3月25日

シュレーゲルアオガエル 5月5日

 
<編集後記>
『5月5日のこどもの日、我が家では、こどもの日企画として、鯵釣大会に一家揃って参加しました。4〜5メートルの高波に大自然の前ではなんて人間って無力なんだろうとあらためて痛感しました。また行こう!』(久) 

 お茶の新芽をみると、ついつい、摘まなきゃ!と・・試行錯誤・・一握りの手もみ茶の出来あがり。(悦)

<あいかわ自然ネットワーク会報> 
 あめんぼ通信No.5      発行日 2002年5月18日  
●情報掲載ページ:
http://aikawasizen.net
●会費
・振替口座名 : 名称 あいかわ自然ネットワーク 
・口座番号  : 00210-1-69500   
・会費    : 賛助会員(会報・案内送付)1,500円  
          会員2,000円  家族会員3,000円  
●申し込み・問い合わせ:
  あいかわ自然ネットワーク事務局 大木悦子 
〒243-0303神奈川県愛甲郡愛川町中津6205 
TEL 046-284-2121
 E-mail:npo@aikawasizen.net
<編集>  編集 吉川久美子 大木悦子 


 (C)Copyright あいかわ自然ネットワーク

あいかわ自然ネットワーク 紹介リンク

愛川インフォメーションネットワーク Love River.NET