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237 県博物館 講演会「アカトンボは、なぜ減ったのか?−最近のアカトンボ事情ー」
2012/3/15(木)23:53 - おおきえつこ - 1605 hit(s)

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神奈川県立生命の星・地球博物館で開かれるアカトンボ講演会のお知らせです。

◆ 講演会「アカトンボは、なぜ減ったのか? ―最近のアカトンボ事情―」 ◆

童謡に歌われるように、日本人には身近な存在だったアカトンボですが、近年各地でその急激な減少が報告されるようになっています。かつては大空を埋め尽くすような大群が都市部でも見られたアキアカネですら、珍しくなっている地域が急激に増加中です。この異常な激減は最初関西や北陸などおもに西日本から報告されました。要因としては、当初田植え時期の遅れや、温暖化によるふ化時期の狂いなど、様々な説があげられていましたが、最近の研究で、近年導入された箱剤とよばれる田植え時期に使用される農薬の影響が大きいのではないか、という説が有力になってきています。

この講演会では、日本におけるアカトンボの仲間の概要、最近のDNA研究から明らかになったその進化の様子、各地におけるアカトンボの減少の実態、その減少要因として有力な浸透移行性殺虫剤など、この問題に取り組んでいる研究者たちによる最新の知見をもとにアカトンボの現状を多角的に紹介していきます。トンボに興味をお持ちの方だけでなく、水生生物や田んぼの生き物に興味をお持ちの方々、里山環境における環境問題を勉強したい方々にもおすすめです。ぜひおいで下さい。

日時 2012年3月17日(土曜) 13時30分〜16時30分
場所 神奈川県立生命の星・地球博物館 1階SEISAミュージアムシアター
参加費 無料

プログラム
【アカトンボを知ろう!】
「日本のアカトンボあれこれ」 13時30分〜13時50分
   苅部 治紀(当館学芸員)
「DNAから見る日本のアカトンボ」 13時50分〜14時15分
   二橋 亮 氏(産業技術総合研究所)
【こんなに減ってしまったアカトンボの実態】
アカトンボ激減の様子「愛知県における事例」 14時15分〜14時35分
   吉田 雅澄 氏(日本蜻蛉学会)
アカトンボ激減の様子「北陸における事例」 14時35分〜14時55分
   二橋 亮 氏(産業技術総合研究所)
アカトンボ激減の様子「浜松市天竜の森におけるアキアカネの個体数調査」 14時55分〜15時15分
   福井 順治 氏(桶ケ谷沼ビジターセンター)
休憩 10分
「アカトンボ減少要因の究明 ―浸透移行性殺虫剤の影響―」 15時25分〜15時50分
   神宮字 寛 氏・先崎 悠介 氏(宮城大学)
【総合討論】15時50分〜16時20分


〔ツリー構成〕

No.237 県博物館 講演会「アカトンボは、なぜ減ったのか?−最近のアカトンボ事情ー」 2012/3/15(木)23:53 おおきえつこ (2020)

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