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2007/2/5(月)10:28 - おおき えつこ - 11874 hit(s)
川木拾い
この地方では薪や炭が大事な燃料でしたが、この燃料のたしにするためよく子供は燃し木取りに山へ行きました。そしてもう一つ川木拾いということをしました。中津川の川原には台風が来たり大水が出たりすると、川上の山が崩れたりして、沢山の山の木が流れて来て川原に転がっていたり砂利や砂に埋まったりしています。それを拾ったり掘り出して持ち帰り乾かして燃し木にします。太くて大きい持ち上がらない木は、薪割りとのこぎりを持って行ってこまかに割ったり切ったりして籠や、やせんまで背負って帰ります。
川木であまり大木だと誰も手を出しません。ある時お父さんがリヤカーを引いて川原へ出掛け、この誰も手を出さなかった川木、直径一メートル以上もあるブナの木でしたが、七十センチ位の丈に切って家に持って帰り、立派な立ち臼をつくり、毎年この臼で餅を搗きました。大水で川上から流れつく川木は大事な燃料になって、村の人達には有難い自然の贈り物でした。
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