愛川町の自然環境・町並み・文化
保全*再生
市民情報ネットワーク
*
Love
River Town
Environment,Nature
& Culture
Conservation
& Rediscovery
Network
愛川町町長及び議会へ
各界から続々
環境保護要望書
|
日本半翅類学会 要望書
テキスト写
要望書
愛 川 町長 相馬晴義 殿 愛川町議会 田渕国夫 殿 時下ますますこ清栄のこととお喜び申し上げます。
2000年12月3日 日本半翅類学会
代表 国立科学博物館 友国 雅章
埼玉大学教育学部 林 正美 |
日本昆虫協会 要望書
テキスト写
要望書
愛川町長 相馬晴義 殿
貴町の尾山地区において、カメムシ目のイトアメンボ科イトアメンボの生息が確認されました。本種は、かつては日本に広く分布していましたが、現在ではそのほとんどの地域で絶滅した結果、わずかに山口県、大分県、熊本県などで生息確認がなされているにすぎず、今年3月に発表された国のレッドデータ種の中で、絶滅危惧U類に選定されています。また、同地には同じカメムシ目のコオイムシ科コオイムシも多数生息していますが、この種も全国的に衰退が著しく、国のレッドデータ種の中で準絶滅危惧種に選定されてい一ます。こうした水生カメムシ類2種が生息する尾山地区は、全国的な視野できわめて貴重であり、注目されるところです。
2000年11月18目 日本昆虫協会
会長 奥本大三郎 |
要望書
愛 川 町 長 相馬晴義 殿
貴町におかれましては、環境基本計画の策定など、自然保護、環境保全に対して積極的に取り組んでおられることに、まず敬意を表します。
2000年11月13日神奈川県自然保護協会
会長 新堀 豊彦 |
NEWS:
朝日新聞(神奈川版)11月15日朝刊記事
同(全国版
32面) 11月27日朝刊
「カワラノギクが絶滅の危機
−愛川の中津川河川敷」
・カワラノギク(写真)1999年11月23日撮影
・カワラノギク(写真)2000年10月28日撮影
県民参加環境モニタリング
(神奈川県環境科学センター/環境学習リーダー連絡会)
あいかわ自然ネットワーク 吉江啓蔵氏 |
UPDATE:2000/10/05
第4回 尾山耕地・中津川周辺の自然を歩き学ぶ集い主催:あいかわ自然ネットワーク アオハダトンボの会 済 (集いの様子は写真編集中です。近日UP予定)
9時集合 受付・あいさつの後 9:15尾山耕地へ移動
オオタカ保護ネットワーク 佐藤誠三(鳥・主催者メンバー) 自然からのメッセージが、とどきました。町道計画予定地内で元気に動き回る、体長約13mmの小さなイトアメンボにのって。 本州では山口県と九州の数カ所で確認されるだけになってしまったそうです。
すでに、越冬のために陸にあがって、見つけにくくなっているそうなので、来年春のたのしみになるのでしょうか・・ 数多くの昆虫、鳥たち、中津川のカワラノギクなど、稲刈りも終わり、秋の深まった尾山耕地を楽しんでみませんか。ここちよい風にふかれて・・・・ ・ (アオハダトンボの会より報告)
愛川町は、環境基本計画を今年4月より始めていますが、この町道計画はそれに反するものです。環境課題への取り組みは、自己矛盾を冷静に見つめ、多角的に検討するところから始まります。難しいことではありません。新しい考え方 ・方策はもう目の前にあるのですから。
八菅山や尾山耕地・中津川周辺の自然生態系と里山環境の保全を求める陳情を1905名の署名で町9月議会に提出しました。御協力ありがとうございました。 結果は、「町道幣山下平線は、小さな生活道路であり、町が尾山耕地での昆虫分布調査を行い、専門家に相談しているので、環境アセスは不必要、早期開通を求める声がある」として 不採択でした。 建設部長によれば、「水田中央のルートの変更も、計画中止もできない。工法を専門家に相談し、環境に配慮したモデル事業にしたい」とのこと。 (問い合わせ)事務局:大木悦子
愛川町中津6205 tel.fax.046-284-2121 eメール・ookwood@mb.infoweb.ne.jp 情報掲載ページ・http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2121/ |
UPDATE:2000/9/9
最新ニュースNEW
!!
新聞各紙、驚きの報道(9/9) かながわのガラパゴス環境 −八菅山尾山耕地
新たに 国のレッドデータ絶滅危ぐ種(=
神奈川県絶滅種)イトアメンボ
イトアメンボ(絶滅種)2000/9/8 神奈川県立生命の星地球博物館 学芸員 調査確認 マメハンミョウ(絶滅危ぐ種)2000/8/23
神奈川県ではもはや絶滅されたとされる(日本全国でも生息箇所が数えるほどの)生物たちが、なぜこのように多様に生きつづけていられるのか? 川辺にありながら、大自然の要害で囲まれ、人間社会の通り抜け交通から隔離された袋地地帯、まるで ガラパゴス諸島のように良好に閉ざされた環境として破壊から守られてきたことにほかならないだろう。 また地元の農耕者の血と汗によって代々丁寧に維持され続け、自分たちの食べる主食米の生産環境としてむやみな農薬の多用も押さえられ、生きとし生けるものにむやみに干渉をしない昔ながらの農業者の良識にも守られてきたに違いない。 どこにも抜けられないこの地帯を訪れる人は、農耕者の他は(散歩の人や外部からの季節的川遊びの人ぐらいで)出入りは滅多になく、町の中でもこの環境を知る人と機会は限りなく少ない。 陸の孤島視された八菅橋の対岸、里山、山裾に広がる空間である。 橋を渡ると、正面は八菅神社本殿に上がる山道。史跡名所であるこの地を訪れる人は町内外を問わず多い。右手方向には(昔は山門が建っていたという)まさに修験の山中に立ち入るといった風情の登り道が、静かに集落の生活道路の佇まいを見せている。その枝道を右手に進むと、まるで、鍾乳洞の狭い入り口をすすんでいるうちにポッカリと、はるか見上げるほどの自然の創りだした大ドーム空間に出くわしたかのような、広々としたのどかな景色が開けて来る。 この平地に広がる田園風景が、行き止まり・袋地の、閉ざされた空間であることを、はじめて訪れるものはなかなかイメージし難いのであろう。観光シーズンになると、行き当たりばったり入ってきてはすぐまた取って返し、埃を巻き上げ疾走して去っていくレジャー車をよく目にする。 川岸にはどこまでもつながった道路が続いているもんだというそういう思いこみに合わせるごとく、環境改造に慣れ切った感覚が、大自然の創造した絶景の断崖地帯にもいとも簡単に図上の線をひいていく。まさに自然を征服する感性のみで培われてきた洋魂洋才。
「通れりゃ便利」の発想は、まるで袋小路の盲腸を一気に直腸とをつなげてしまおうと言うようなものだろう。自然の摂理、自然と共に生きて作り上げてきた日本文化特有の知恵・感性をかなぐり捨てた不毛の破滅型技術文明。自分の都合でなんでも出来ると思っている人間の傲慢不遜の象徴だろう。 既存路線の渋滞が理由に上げられている。渋滞? ともかくも、 渋滞は新たに道路をつくらなくても人間の英知で解消できるが、人間の英知を持ってしてもつくり得ないのが地球上の様々な生物たちなのだ。 (文責:大木正美) |
?町道「幣山−下平線」て、どこ?どんな道路?
+
住民デモクラシーを考えるリンク・迂回
幣山下平線計画平面図 (8月28日入手 道路課写し)
付録リンク
この図面は、すでに公開図面となされた前例により入手できましたが、公開にいたる経緯は
第一請求者のHP(リンク承認済)に「町当局による公開拒否 その処分に関する異議申し立て
審査会の公開決定(答申)」というお笑いアイカワマチ顛末が公開されています。
|
Update:2000/08/28
八菅山や尾山耕地・中津川周辺の自然生態系と里山環境の保全を求める署名にご賛同いただいた皆様、どうもありがとうございました。 |
平成12年8月25日愛川町議会議長 田淵国夫殿
陳情者代表:柳石幸子 大木悦子 他 1903名
八菅山や尾山耕地・中津川周辺の自然生態系と里山環境の保全を求める陳情 陳情項目
八菅山や尾山耕地、中津川周辺は山・雑木林・水路・水田・休耕田などの湿地・河川など、多様な里山環境に恵まれています。その多様な環境には、他の所では見られなくなってきている色々な種類の生きものたちがくらしています。稀少生物はそれのみで存在するものではなく、それを支える様々な環境や生態系が必要であり、人間もまたその一員であります。この地域は、車が入りにくい状況と共に、中津川にはほとんどない止水環境が水田、休耕田によってつくられ、又、八菅山、中津川と一体となって生物達にとって暮らしやすい環境になっています。 愛川町教育委員会発行「愛川町の動物」にあるように、愛川町のみならず、県内においても貴重であり、財産として後世に引き継ぎたいものです。
このすばらしい里山環境を次世代に引き継ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。 この地域の環境保全を考える上で、課題となるのが、町道幣山下平線整備計画(未着工区間 約1.7km、幅員10m・総事業費 約34億円)です。国や県の環境影響評価法や条例にかかる規模ではありません。しかし海外において、本来、規模を問わず行う考え方のもの、とききます。ちなみに、川崎市の条例ではその考え方に習い小さい規模からかかります。愛川町においても、前述した貴重な里山環境への影響を事業者である町の責務として明らかにし、今年2000年4月から開始した愛川町の環境基本計画での環境目標と照らし合わせて評価することが望まれます。 環境影響評価の目的 99年6月に施行された国の環境影響評価法には目的や国の責務などが明らかにされています。愛川町にはこの法に準じた条例は残念ながらありません。環境影響評価法に準じた簡易な環境影響評価について 町道幣山下平線整備計画において、本格的・統合的な環境影響評価(アセスメント)を行うには、5年間、約一億円弱かかるとのことですが、それに準じた簡易なアセスメントであっても、効果的でメリハリのきいた評価項目の選定で、期間・費用共に十分に可能性のある手段となり得るとされています。 道路事業 に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査・予測及び評価を合理的に行う為の手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針などを定める 省令(平成10.6.12) こうした事前段階での手続きは見落としがないようにするためにも重要です。評価すべき項目や具体的方法などについて方法書を作成し、縦覧の後、専門家による審議会及び広く意見を聴くよう定められています。 川崎市の条例では計画段階からのきめ細かな意見反映の為の諸手続きを定めた先進的な内容になっています。アセスメントの実施方法決定の後、調査・予測、評価を実施し、アセスメント準備書及び評価書を作成し、意見を聞きます。 愛川町の現在の環境審議会においても専門家の意見を審議に反映する何らかの方法を検討されることが望まれます。
愛川町は本年4月から、環境基本計画を開始しています。アセスメントにおける評価について、国の法(第4条、第9項による主務大臣及び建設大臣が定めるべき基準 等)には、環境保全対策との整合性に係る検討について、“ 評価を行うに当たって、環境基準、環境基本計画その他国又は地方公共団体による環境保全の視点からの施策によって選定項目に係る環境要素に関する基準又は目標が示されている場合は、当該基準などの達成状況、環境基本計画等の目標又は計画等と、調査及び予測の結果との整合性が図られているか否かについて検討されるものとすることとあります。
国の法制定の趣旨として 国などの責務の中には、事業者においては、事業計画の熟度を高めていく過程のできる限り早い段階から情報を提供して外部の意見を聴取する仕組みとすることにより、早い段階からの環境配慮を行う事を可能とすること、国民においては、環境影響評価その他の手続きが円滑かつ適切に行われるよう有益な環境情報の提供を行うこと、関係法規の遵守はもとより、自主的、積極的に環境の保全についての配慮を適正に行うことなどにより、それぞれの立場において、その役割を果たすことが求められている。と示されています。 国や先進的地方自治体は、法や条例などで自らの責務を明らかにしています。
愛川町において、たとえ条例はなくとも、町のすばらしい自然生態系や景観、人と自然のふれあう場などを有する里山環境の保全への適正な配慮を行うためには、その責務を明らかにする施策が望まれます。町道幣山下平線整備計画について、できる限り早い段階(例えば計画段階)からの環境影響評価を行い、愛川町環境基本計画の環境目標である、自然とふれあえる町、暮らしやすい町を実現できるよう願っています。 以上 |
参考資料
愛川町環境基本計画 (2000年4月よりスタート)より抜粋 (1) 自然とふれあえるまち
自動車社会からの脱却を目指し、バス利用の促進や町内循環バスの利用促進など、公共交通機関の整備を図り、 効率的な運用を図ります。これに伴い、自動車交通量の抑制と道路交通の円滑化を進め、また交通体系の見直し をはじめ、環境負荷の少ない新しい公共交通機関の導入に努めます。
|
技術指針等を定める主務省令
別表第一 標準項目(第六条関係) |
環境要素の区
分→ 影響要因の区分↓ |
環境の自然的校正要素の良好な状態の保持を旨として調査、予測及び評価されるべき環境要素て | 生物の多様性の確保及び自然環境の体系的保全を旨として調査、予測及び評価させるべき環境要素 | 人と自然との豊かな触れ合いの確保を旨として調査、予測及び評価されるべき環境要素 | 環境への負荷の量の程度により予測及び評価されるべき環境要素 | ||||||||||||
大気環境 | 水環境 | 土壌に係るその他の環境 | 動物 | 植物 | 生態系 | 景観 | 人と自然との触れ合いの活動の場 | 廃棄物等 | ||||||||
大気質 | 騒音 | 振動 | 水質 | 地形及び地質 | その他の環境要素 | |||||||||||
二酸化窒素 | 浮遊粒子状物質 | 粉じん等 | 騒音 | 振動 | 水の濁り | 水の汚れ | 重要な地形及び地質 | 日照阻害 | 重要な種及び注目すべき生息地 | 重要な種及び群落 | 地域を特徴づける生態系 | 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 | 主要な人と自然との触れ合いの活動の場 | 建設工事に伴う副産物 | ||
工事の実施 | 建設機械の稼働 | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
資材及び機械の運搬に用いる車両の通行 | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
切土工事及び既存の工作物の除却 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | ○ | |
工事施工ヤードの設置 | - | - | - | - | - | - | - | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - | - | - | |
工事用道路等の設置 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |||||
土地又は工作物の存在及び使用 | 道路(地表式又は掘割式)の存在 | - | - | - | - | - | - | - | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
道路(嵩上式)の存在 | - | - | - | - | - | - | - | ○ | - | |||||||
自動車の走行 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
休憩所の共用 | - | - | - | - | - | ○ | ○ | - | - | - | - | - | - | - | - | |
備考
この表において「休憩所」とは、高速自動車国道又は自動車専用道路に設置される休憩所(公衆便所を含む。)をいう。 |
Update:2000/07/01
●愛川町には環境アセスメント条例がありません。
参考:神奈川県環境影響評価条例 |
Update:2000/04/16
八菅山・尾山・中津川周辺の
定例・自然観察会のお知らせupdate:2000/04/16
八菅山・尾山・中津川周辺の継続した自然観察と、自然と共に暮らす知恵を学びながら、環境保全をすすめる活動グループ
日時(原則として)毎月第4土曜日 午前9時 集合 集合場所 八菅橋 八菅山側(公衆トイレ前) (ただし、観察内容によって日時、集合場所の変更有・数日前に確認して下さい) ◎ 陳情署名 活動 この地域の自然環境保全対策と、町道幣山・下平線の環境アセスに準じた調査・予測・評価・手続等を行う事を求めた陳情署名を行い、2000年9月の町議会に提出します。
(集約先 愛甲郡愛川町半原2620-2
アオハダトンボの会
)
署名用紙・資料ページへリンク (集約日・8月20日) ◎ 自然と共にくらしてきた歴史・文化(里山のくらし)などについて学ぶ活動を、あいかわ自然ネットワークや、エコミュージアム活動と連携して取組みます。 ★只今、会員募集中です★ ・ 申し込み、問合せ先
あいかわの環境・エコライフ情報系webサイト http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2121/ 公開ご意見・情報提供連絡などはゲストブック共通掲示板をご利用下さい
|
↓下記の4月16日のエコミュージアム研究会準備会には51名、
4月29日に延期開催されました八菅山・尾山観察会には
(子供を含め)約36人のご参加を頂き、無事終了致しました。
ありがとうございました!
若葉の頃、八菅山・尾山・中津川周辺の植物、動物たちに会いにお出かけ下さい。県内でも貴重で豊かな生態系の残る尾山周辺は、環境体験学習・生活や憩いの空間として次世代に引継ぎたい、大切な宝物です。 その尾山の水田地帯に町道計画がすすめられております。今、私達に多くの自然と共に生きるすべがもとめられています。輝く未来の子供達の瞳にこたえるためにも、私達大人のあやまりない判断が大切です。 この地域の自然に触れ、自然に学びたいと思います。多くの皆様にご参加頂けますよう御案内申し上げます。
■ 観察案内人 ・昆虫:高桑正敏 氏 (県立生命の星地球博物館主任学芸員・農学博士) ・植物:吉江啓蔵
氏(あいかわ自然ネットワーク)
会場周辺案内→(緑ゆたかな環境) 空撮写真版(47KB) |
|||||||||
■当日午後、近くの会場での企画 是非ご参加下さい |
尾山(竜の尾の山裾)
♪background music♪
回線混雑で途切れる場合は、スライドバーを
start 位置に戻して下さい.
(途中で他のページに移る時は、新しいデータ転送の妨げにならないよう、閉じて下さい)
このページは、「川と緑のふるさと」の環境を
愛し、学び、守り、再生に地道な努力を捧げるボランティア市民の活動に
協賛して、 (設計同人)
OokWood
DIGITAL SUPPORT STUFF が運営・サポートを提供いたします