2009/02/17
中津川右岸・湧水池の環境変化と生きものたちU おおきえつこ
左:2007年4月15日観察会風景(中の写真と同じ場所)
中:2009年2月7日水の溜まり始めた湧水池 (2月15日現在、ヤマアカガエル卵塊44個を確認)
右:2009年2月7日前欄写真・中の滲みだし周辺環境と同じ場所 斜面の樹木を伐採して道路建設が進み、池周辺の環境も変化しました。(Tの右に掲載しそびれました)
2009/02/17
中津川右岸・湧水池の環境変化と生きものたちT おおきえつこ
写真とコメント(文字掲示板204に掲載)をお寄せくださった野崎隆夫さんに感謝申し上げます。
左:2007年4月15日 トビケラ成虫(ツダコタニガワトビケラ: Chimarratsudai):写真・野崎隆夫氏
中:2007年4月15日 斜面林下・湧水池の滲みだし周辺環境:写真・野崎隆夫氏
右: 2009年2月7日 中の写真と同じ場所 斜面の樹木を伐採して道路建設が進み、池周辺の環境も変化しました。
2008/11/09
おおきえつこ
和田さん、いつもありがとうございます。今年も5月に伺えませんでした。
少し前の八菅山や中津川周辺には、数え切れないほどの豊かな生きものたちで満ちあふれていたそうです。ほんの20年程のうちにつぎつぎと姿を消して・・・それでも今年は、尾山耕地で新たにホソミイトトンボ・クロイトトンボを確認し、2006年からの記録でトンボは計36種になりました。
左:6月22日今年からはじめたトンボルートセンサスで、諏訪部さんが見つけたホソミイトトンボ
中:6月28日モートンイトトンボ調査の時に、手伝ってくださった皆さんが見つけた産卵中のクロイトトンボ
右:8月20日はじめて目にしたヤブヤンマの産卵は、八菅橋上流の湧水池・岸辺にて。
2008/05/15
中津川倶楽部わだ
最近の仙台下川原は花盛りでとてもきれいです。一面の白い野菊。花の一つ一つは小さくて素朴ですがとても清楚です。わたしはこれをガーデニング素材として利用しています。
ちょうど今はジャケツイバラが満開です。木陰もいすも用意してあります。
2008/04/24
田んぼの生きものたち おおきえつこ
愛川町の田んぼ・初めての方に、生きものたちを少し紹介します。中津川・八菅山・斜面緑地・田んぼ・水路・池・湿地などの里地里山環境には多様な生きものたちが観られます。田んぼには、稲の害虫の天敵トンボやカエル、クモなども棲んでいます。田植えが始まり、梅雨が明ける頃までに、モートンイトトンボや赤とんぼの仲間などは、次々と田んぼから羽化します。コオイムシのメスはオスの背中に卵を産みつけ、オスは孵化するまで背負って育てます。田んぼの観察は、畦を崩さないよう、農作業を邪魔しないようにお願いします。
里地里山環境保全のため、草刈や池づくりなどのボランティアも募集中、aikawasizen@yahoo.co.jp まで。
写真・左から・モートンイトトンボのオス(神奈川県絶滅危惧TB類・国の準絶滅危惧)
・コオイムシのオス(神奈川県絶滅危惧TB類・国の準絶滅危惧)背中に卵100個程
・ミヤマアカネ(神奈川県準絶滅危惧)オスの体は、成熟するにつれて赤くなります
2008/04/14
マルミズムシ
マルミズムシ
尾山耕地の水田にいるマルミズムシ。2006年、専門研究者による発見です。神奈川県内では初記録とのこと。体長約2mm程の小さな水生昆虫です。尾山耕地内の分布は、今まで見たところ、非常に限られているように思います。
当時の会報には載せたのですが、まだホームページでは紹介していませんでした。
写真:2007年1月9日水田の水溜りに動いていたマルミズムシの体長を測りました。
左:体長約2mm コロンとした丸い体でちょこちょこ歩く
中:両側の目がくりっと丸い 右:生息地の一つ(水田)は2008年度道路建設予定地
2008/04/08
ミズアブの訂正 おおきえつこ
2006年8月3日の画像掲示板に尾山耕地のコガタノミズアブを載せましたが、オスを間違ってミズアブとしていました。訂正が遅くなり申し訳ありません。メスには頭部と胸部に黄緑色の縁があり、オスにはありません。
写真左:2006年6月8日コガタノミズアブ:メス
中:2006年7月1日コガタノミズアブ:オス
右:2007年8月10日ミズアブ
ミズアブは、昨年、初めて尾山耕地堤防下の町道予定地:休耕田と南端水田で観ました。コガタノミズアブよりも少し大きく、クリーム色に黒い模様。故・脇さんのお話では、神奈川県レッドデータブック(2006)に指定はないものの、最近は数が減っているとのこと。一方、コガタノミズアブは情報不足に指定されています。尾山耕地では毎年1〜2回程度、離れた場所に1個体ずつ観られ、限られた環境に生きているように思えます。
2008/03/13
川と水路のウォッチング おおきえつこ
2月13日の桂川・相模川流域協議会ツアー&ウォッチングに参加して・・
●厚木市の恩曽川は、市河川課霜島氏の案内。河川法改正後、コンクリート護岸から植物の法面へと、環境配慮がよくわかった。国庫補助:町づくり交付金で多自然護岸改修を進め、来年度からは水源環境税の交付金で下流側の改修を行うそうだ。
●伊勢原市の玉川水系上堤水路の案内は、水路設計者の県内水面試験場・勝呂主任研究員。湧水に棲むホトケドジョウなどの生息環境を保全するため、農道側は多孔質の溶岩ブロックを貼り、魚巣ブロックも配置。水田側は石積。ドジョウは水面に落ちた昆虫もよく食べる。昆虫の棲む草や稚魚たちなどのために、水路の中は杭で流れを弱めた。(余談*野生動植物保全フォーラム:勝呂さんのお話:イワナは、カマキリやバッタなどの水面に落ちた昆虫を沢山食べる。カマキリは、お腹のセンチュウに水辺へ誘導されるらしい。気持ち悪く見えるセンチュウも生態系の一端を担う。いらない生きものはない)
●写真:左から・コンクリート護岸を改修した恩曽川親水公園・環境に配慮した伊勢原市上堤水路の看板・環境配慮水路の解説図
2008/03/13
川と水路のウォッチング(続きの写真)
上欄・2月13日の桂川・相模川流域協議会ツアー&ウォッチングに参加して・・の続き
写真:左から・伊勢原市環境に配慮した上堤水路の農道側溶岩ブロックと魚巣ブロック・上堤用水路全景・当日の見学地ではないが、中津川のホトケドジョウも流れ込む愛川町尾山耕地中央水路に、進む水路改修。落ちた昆虫が登れるように配慮されている。
農家の方々のお話では、昔の水路には、いろんな生きもの達、ホトケショウ(ホトケドジョウ)・ウナギなどもいたよ・・と。水路に落ちたカエル(落ちない工夫?)や川から入る魚やドジョウ、ヤゴなどが生き残れるよう、何とか工夫してくださると、うれしい!!
2008/03/13
中津川倶楽部さんへ おおきえつこ
中津川倶楽部さん、いつも情報ありがとうございます。
相模川総合整備事務所のお話では、外来種であるニセアカシヤの伐採が目的とのこと。
中津川の上流部周辺で土砂崩れを防ぐために植えられたニセアカシヤが、下流域に勢力をひろげたそうです。根を残すとすぐ芽を出して広がってしまうので、全ての根を取り去ったとのこと。伐採地には、看板が立ててあると聞きました。
河川環境が変化して、玉石川原の生きものたちが戻る可能性は難しいのでしょうか。
この件とは別ですが、つい数年前までは、飛ぶと美しい空色の翅を広げるカワラバッタが、八菅橋のあたりにもいたそうです。今では神奈川県全域で見ることは難しく「神奈川県レッドデータ生物調査報告書2006」では、絶滅危惧T類に指定され、絶滅の危機が非常に高いそうです。
私は、以前安倍川で観て、とても感激しました。ふるさとの川原で、その美しい姿が観られなくなったと聞いて、とても残念に思いました。
2008/02/29
中津川倶楽部のフィールド異変
尾山耕地の上流1kmの仙台下川原で活動している和田です。土木事務所の工事で広大なニセアカシヤの生えていた川原6000平方メートルが樹木が抜かれて平らになりました。木漏れ日のひろばだったのですが元の川原に戻ったということで在来生物復元のためには良かったのかもしれません。小鳥にとっては災難でした。ふくろうも見かける場所でしたが・・・。ここは人が踏み込みにくい場所ですので川原特有の草花を復活させることができるかと思っています。
葦の茂る中に伏流水の流れがあります。一部葦を切り払って水の流れが見えるようにしました。水棲生物が観察できるかと期待しています。是非ご指導ください。
2008/02/07
須貝郁子さん投稿ありがとうございます 大木悦子
和光市の大坂湧水地を検索して「緑と湧水と流れの会」のホームページに出会い、湧水マップを作られるなどの活発な活動を垣間見せていただきました。
コウライイチイゴケは新たな生育地の確認がすすんだそうですが、まだ相変わらず国や県のレッドデータリストに載り、絶滅が心配される植物です。尾山耕地は休耕田が少なくなり、生育面積が激減しています。水田環境が残されていれば、回復の可能性はあります。埋め立てられてしまえば・・。コウライイチイゴケの緑のじゅうたんの様な群落を見ていると、地球のみずみずしさを保っていてくれる肌のように思えます。かけがえの無い地球を守る、地球温暖化防止の声の高まりの裏で、かえがたい足元の大切な地球を見失っている気がしてなりません。
2008/02/06
須貝郁子
埼玉県和光市の市民です。和光市の大坂湧水地にコウライイチゴケが見つかりました。わが市も急激な開発で危機的状況です。
2007/11/30
水路のホトケドジョウとトウキョウダルマガエル 大木悦子
2007年9月17日水の止まった尾山耕地中央水路の水溜りで、私達の尾山調査では初めてホトケドジョウ(国・県の絶滅危惧TB類)を見つけ、翌日、飼育していただくために県水産技術センター内水面試験場に届けました。試験場計測データ:ホトケドジョウ・メス 全長59.8mm 体長 49.6mm 体重 1.8g
また、今年も多くのトウキョウダルマガエル(県・絶滅危惧U類)が水路に落ちて、壁面を登れないでいます。カエルを狙うヤマカガシや鳥たちにとっては好都合ですが、絶滅の危機は増します。トンボやクモと同様、カエルは稲の害虫を沢山食べるために、もしいなくなったら農薬使用量を今の2倍にしても追いつかないかもしれないと、最近のカエルツボカビの番組で聞きました。ドジョウやカエルなどが田んぼに入れるように、先進例を参考にしてほしいと思います。
写真・ドジョウ(左)とホトケドジョウ(右)・ホトケドジョウのいた水路・水路壁面排水パイプの下にいる小さなトウキョウダルマガエル
2007/09/27
脇一郎さんとカルマイツヤタマヒラタアブ 大木悦子
去る9月14日逝去された脇一郎さんへの追悼文は、初七日を経て削除いたしました。脇さんは生前、ご自身が尾山耕地で発見されたカルマイツヤタマヒラタアブについて、広く知らせたいとのご意向をお持ちでしたので、画像を掲載させていただきます。
脇さんの報文によると、 カルマイツヤタマヒラタアブは岩手県の軽米での採集にちなんだ名前を持つ、北方系とみられるハナアブの仲間で、関東地方では埼玉県や茨城県での採集があり、神奈川県では脇さんが、綾瀬市吉岡北山にて2004年1♀を採集されました。綾瀬市吉岡北山ではその後2005、2006年は採集しえなかったことから、たまたま飛来したのではないかとのこと。愛川町・尾山耕地にて、2006、2007年多数の♂♀を採集。本種が多数棲息していたことに驚かれたそうです。
写真:2007年5月3日カルマイツヤタマヒラタアブ
2007/09/20
大木悦子
(投稿者のご希望により削除いたしました)
2007/09/15
(管理者削除)
(投稿者のご希望により削除いたしました)
2007/08/22
ようやく会えた尾山耕地のキイトトンボ おおきえつこ
今年の目標の一つが、尾山耕地でキイトトンボに会うことでした。目撃情報があったので、いつかきっと会えると信じて・・。8月11日目の前に頼りなげに飛んでいるのを観たときは、もう夢中。17日トウキョウダルマガエルの調査中に、Mさんがキイトトンボのメスを見つけて教えてくれたので、大急ぎで何枚か写真を撮りました。
文字の掲示板にも、キイトトンボについて書きましたので、ご覧ください。
写真・8月11日キイトトンボ・オス、17日キイトトンボ・メス、13日中津川河畔のキツリフネ
2007/08/14
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)から、「養蚕」の一部“まわたつくり” 、「マー坊」、「しょう油搾り」の絵を載せます。各文は文章掲示板に掲載。掲載済みの「いじめっ子」には絵がありません。今耳にする陰湿ないじめとは違い、とってもわかりやすいいじめを近所のおばさんが大声で叱ってくれたお話。“まわたつくり”私の隣のおばあさんがいつも庭で水に浮かべた繭から糸を取り、家の隅で機織りをしていた姿を思い出します。「マー坊」当時は近所の赤ちゃんをおんぶするのが珍しい事ではなかったように思えるのは、子守しながら遊ぶ子供達の記録写真などを見たことがあるせいでしょうか。「しょう油搾り」みんなで力を合わせて作っていた、しょう油や味噌。おいしそう!!
絵:まわたつくり・マー坊・しょう油搾り
2007/07/28
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)から、「養蚕」の絵を載せます。“まわたつくり” の絵は、次回の掲示板に。「養蚕」の文は、文字掲示板に載せました。
私は、1998年から愛川町中津の下谷に、移築後約130年経たという養蚕農家を借りて5年間住みました。茅葺屋根の広く高い小屋裏も養蚕に使われたそうです。昔、蚕を屋外にも置いていたという方から、アズマヒキガエルが蚕をペロッと目にも留まらぬ速さで飲み込むのを観たという話を最近伺いました。親戚の家も養蚕をしていた子供の頃、赤紫の実をつけた桑の畑が、そこここに残っていました。
2007/07/17
画文集「三軒家むかし語り」より おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)から、絵のみの“米のできるまで”を載せます。文字の掲示板には、挿絵のない「蛇を殺す」、「害虫捕り」を載せました。湧水などあちこちに祭られた神様、蛇やうなぎのすむ環境は、お米をつくる水田につながります。
田んぼの虫を追い掛け回し、捕った害虫の数を競って、ごほうびのお菓子をもらう小学生の歓声。私の思い出は、50年程前、先生に引率されて中津小学校の田んぼでイナゴを捕まえ、母に佃煮をつくってもらった事。宇根豊さんの「〜減農薬のための〜 田の虫図鑑」(農文協)には、現代の子供達が虫見板の上でクモが害虫を捕まえるのを見て、目を輝かす姿が描かれています。時代が変わっても、田んぼは子供達の学校です。
絵:米のできるまで *写真(大木):蛇の挿絵がないので・・今年7月6日尾山耕地水路で撮ったカエルを飲み込むヒバカリです。
2007/07/10
モートンイトトンボの産卵 おおきえつこ
今年1月、中央水路の掘削工事の影響を回避するため、モートンイトトンボ生息地の土の移動を事業者、農業者の了解を得て行いました。当会の呼びかけに応じて作業に駆けつけてくださった総勢10名で、水を含んだ重たい土の移動に汗を流しました。
ヤゴが沢山いたかどうかはわかりませんが、ヤゴ他の生きものたちを育てる豊な土壌を少しでも減らさずにすんで、よかったと思います。
7月8日、作業に来てくださった方々が、モートンイトトンボが無事に飛んでいるのを観て、とても感激されていました。羽化したばかりの若い個体、成熟して鮮やかなオスや色の変わったメス、羽化して稲に止まっているアキアカネや卵を乗せたコオイムシも沢山観られました。
皆さんが帰られてから、気温が上がったためか、あちこちに産卵するモートンイトトンボを見つけました。撮った写真を見てから気がついたのですが、偶然、コオイムシの幼虫も草につかまってさかさまになり、空気を吸っていました。
同じ水田でトウキョウダルマガエル、まだ小さいイトトリゲモも観る事ができました。
写真左から、1月モートンイトトンボ・ヤゴの生息環境保全のための土壌移動作業、7月8日モートンイトトンボの産卵とコオイムシ幼虫、稲に止まるアキアカネ
2007/07/07
画文集「三軒家むかし語り」水遊び より おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)
「水遊び」の絵を載せます。文章は文字の掲示板に載せました。
小川の水や湧水がそのまま飲めた時代。子供達の楽しそうな水遊びの声が聴こえてきます。
絵:竹樋の仕組み・清水の井戸・小川につくった水場
井戸・イシダ さぐり
2007/07/03
中津川のホトケドジョウ おおきえつこ
6月30日、神奈川県立青少年センターの自然観察会が尾山耕地と中津川でありました。参加者、主催者・私達講師あわせて約40名。尾山耕地ではコオイムシのふ化やモートンイトトンボの産卵を観察し、頭を押さえられて捕まったヤマカガシに触ったり、12名の子供達も目を輝かせていました。午後は、中津川・尾山河原で緩やかな流れの生きもの達を観察しました。その中に、ホトケドジョウがいました。以前から、いるとは聞いていましたが、中津川のホトケドジョウを見たのははじめてでした。
湧水環境に棲むホトケドジョウは国、神奈川県共に絶滅危惧TB類にランクされ、非常に数少ないため、県内数ヶ所で保護活動があります。相模原市では勝坂のホトケドジョウが市登録天然記念物になっています。貴重な谷戸の景観が残されていることもあり、生息地が守られる事になりました。私は、昨年末、伊勢原市の水田水路の改修に伴うホトケドジョウ救出作戦に参加しました。ホトケドジョウの棲める新しい水路をつくる間、県・内水面試験場に一時避難させるとのことでした。川崎市の生田緑地などでもホトケドジョウの棲める環境を維持する活動を学ばせていただきました。
尾山の水路もかつてはホトケドジョウがいたと農家の方に聞きました。ホトケショウとよんでいたそうです。今の水路改修工事でホトケドジョウが棲める水路、水田に生きもの達が行き来できる水路にしていただけたら、なんてすばらしいことでしょうか。
写真:中津川のホトケドジョウ(オタマジャクシにも注目)・コオイムシのふ化・6月18日:山側水路オジロサナエの羽化、羽化殻が右下に。この後、水路の壁に登り、みるみる色が変わりました。
2007/06/18
メダカとシジミ おおきえつこ
中津川倶楽部さん、角田の中津川の様子をお聞かせいただきありがとうございます。
私の聞いている範囲では、相模川水系在来種のメダカの遺伝子レベルでの確認はされた事が無いそうです。今、相模川や中津川でメダカが観られた場合、人為的な移入(飼っていた他の地域のメダカを放すなど)ではないかと考えられるようです。
藤沢メダカのように、在来のメダカというはっきりした経緯があれば、中津川固有種とされるかもしれませんね。
掲載写真でははっきり解らないのですが、稚魚をメダカと見まちがえる事もよくあるようですから、稚魚かメダカか観察してみてください。メダカについては、相模原市大島にある県水産技術センター・内水面試験場の主任研究員・勝呂尚之さんが県内各地の状況を良くご存知ですので、お尋ねください。
シジミについては、今、相模川・中津川水系の在来種はほとんどいなくなり、タイワンシジミに占領されてしまったと聞いています。伊勢原市の向上高校生物部が桂川・相模川流域協議会との「シジミ類共同調査」の結果を発表し、「川の日」ワークショップ全国大会で準グランプリを受賞しました。(桂川・相模川流域協議会は、今年11月23日に愛川町文化会館でシンポジウムを開催します。)
なお、水田ではドブシジミやマメシジミ?などの二枚貝がいるのですが、たくさんの種があり、同定は専門家でも難しいそうです。マメシジミは成長しても8mm程度。
昨年夏に勝呂さんと流域協議会の方々のご協力で、尾山耕地の水路の生きもの調査を行ったときには、マメシジミやシマドジョウ・アブラハヤなど、中津川の湧水環境を示す生きもの達を観ることができました。昨年夏頃の画像掲示板にマメシジミ他の写真を載せていますので、お手数ですがさかのぼってご覧ください。
2007/06/17
中津川のメダカ/中津川倶楽部
中津川倶楽部の活動フィールドを開拓していましたら、葦の中に隠れた流れの中にメダカの生息するのを見つけました。その流れの中にたくさんのシジミの貝殻が沈んでいますが、果たしてシジミが生息しているのでしょうか。
2007/06/16
画文集「三軒家むかし語り」より おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)
「鼻取り」「火ぼりと魚すくい」の絵を載せます。文章は文字の掲示板に載せました。この頃の農村環境はほとんど失われてしまいましたが、まだわずかにヘイケボタルも生き残っています。ヘイケボタルは神奈川県では準絶滅危惧種に指定されました。昭和30〜40年代の水田の農薬散布で壊滅的な打撃を受け、谷戸などを除いてほとんどの地域で姿を消した後、低毒性農薬への切り替えで復活しつつあるものの、産地も個体数も充分な数に達していないとされています。平地部水田整備による乾田化や開発行為(水田の埋立て)による減少も指摘されています。
光の影響で繁殖行動が阻害されるホタル。尾山耕地の数少ないヘイケボタルについても町道新設による車のライトの影響が懸念されます。植樹等による遮光対策を望みます。
今はもう「火ぼり」ができる田んぼはありません。ウナギやナマズ、フナ等が川と行き来できる水田水路の復活を、今年4月から農水省の進める「農地・水・環境保全向上対策」で取り組むことはできないのでしょうか。
http://www.maff.go.jp/nouti_mizu/index.html
絵左から、鼻取り・魚すくい・火ぼり (文中のイシダはシマドジョウ)
2007/06/05
トウキョウダルマガエルの調査 大木悦子
笑ころ中津川倶楽部さん、見事な花々をありがとうございます。もう、川辺にアオハダトンボが舞っているのでは?
尾山耕地では東海大の学生さんと一緒に、トウキョウダルマガエル(県の絶滅危惧U類)の調査を毎週金曜日にしています。分布、移動、繁殖などを確認するために、個体識別(写真、計測等)をしています。捕獲が難しく、お手伝いくださる方があればたすかります。
また、イトアメンボやモートンイトトンボの一斉調査も行います。日程は文字の掲示板に載せます。天候他の都合で予定変更もありますので、興味関心のある方は当会メールにご連絡ください。aikawasizen@yahoo.co.jp
写真:トウキョウダルマガエル・イトアメンボ・モートンイトトンボ
2007/05/31
ジャケツイバラ/笑ころ中津川倶楽部
もう時期は終わりましたが、仙台下堰付近の川原には巨大なジャケツイバラの株があり、今年も立派に花をつけました。
2007/05/22
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)
「二銭銅貨」「バリカン」「虫籠」の絵を載せます。文章は文字の掲示板に載せました。クツワムシのにぎやかな鳴き声を久しく聴いていません。もう身近に聴くことはないのかと思うと、淋しくなります。
前欄「獅子落とし」のような水力米搗道具は「バッタリー」。岩手県にバッタリー村という小さな体験村があるのを思い出しました。
http://www6.ocn.ne.jp/~kono/BATTARY/
左から、二銭銅貨・バリカン・虫籠
2007/05/07
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)
「たたら踏み」「火打石とつけ木」「提灯」の絵を載せます。文章は文字の掲示板に載せました。
すでに、画文集に描かれた水車小屋の仕事、米搗き、粉挽きを掲載しました。さらにさかのぼって著者が小さい頃は、人力で「たたら」を踏んでお米を搗いていた様子が描かれています。
私は、同じ仕組みで水力をつかったもの(大きなししおどしのようなもの)を映像かなにかで観た記憶があります。今で言えば、家庭用精米機?かもしれません。
2007/05/05
おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)
「大工さんの飛行機:粉ひき」「大福帳とかけ取り」の絵を載せます。文章は文字の掲示板に載せました。
再生可能エネルギー・小水力を動力として使う工夫と知恵。水車の石臼で挽いた地粉は、今ではとても手に入らない、ぜいたくな食材になってしまいました。
やさしい大工さん、もくもくとミゾに細かいすじ目のデコボコをつける石臼の目立て屋さん。身近な職人さんたちの技が光る時代には、地域の人々の暖かい信頼関係で成り立つ暮らしがありました。
大工さんの飛行機:粉ひき 大福帳とかけ取り
2007/04/17
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)“水車小屋の夜”、“三軒家から移転”、“お父さんの仕事”の絵を載せます。お話は文字掲示板に掲載しました。
水車小屋は、水の力で製粉・精米する、スローフード
生産工場でした。夜遅くまで、働いていた水車とお父さん。ランプと蛍が、ぬくもりを運んでくれます。
水車小屋の夜 三軒家から移転・お父さんの仕事
2007/03/12
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)“清水の中の笹”、“遊び相手”、“留守番”の絵を載せます。お話は文字掲示板に掲載しました。
水道に浄水器を着け、ペットボトルの水を飲む人が増えたこの時代に、清水の中の笹は何を語ってくれるのでしょうか。
清水の中の笹 遊び相手 留守番
2007/02/27
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)“遊び道具”から、遊び道具・子供の遊びの絵を載せます。お話は文章掲示板に掲載。絵はありませんが“わらび取り”のお話も載せました。自然の中で子供達が遊ぶ、幸せな姿が描かれています。
遊び道具 子供の遊び
2007/02/18
画文集「三軒家むかし語り」から おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」(著者:諏訪部 晃 ・制作、発行:夢工房)“助け合う村の人達”から、農具・物を運ぶ道具・少年団で火の番 の絵を載せます。お話は文章掲示板に掲載しました。今でも愛川町の集落では、道普請などの助け合う共同作業がいきています。
農具 物を運ぶ道具 少年団で火の番
2007/02/05
画文集「三軒家むかし語り」 おおきえつこ
画文集「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」から
(各絵についての文章は、文章掲示板に載せています)
たき木取り ・杉っ葉拾い ・芋洗い
2007/01/18
画文集「三軒家むかし語り」から おおき えつこ
文章の掲示板に、画文集
「三軒家むかし語り〜失われた農村と子供の原風景〜」
(著者:諏訪部 晃 制作・発行:夢工房)を掲載しました。各話の絵をこの掲示板に載せます。
サイトバライ(団子焼き)・十五夜・智盛
2006/12/07
田代斜面林を残そう!トピックスへ
田代斜面緑地を残そう!は、トピックスに載せました。和田さん、楽しいサークル紹介ありがとうございます。
そちらの中津川河畔もトンボがたくさんいそうですね。
田代の斜面林の保全との共通点もあります。古道のたたずまい・文化的景観。手を入れて残したい、里山景観。
みどりの回廊。自然を近く感じる暮らし・・などなど。
2006/12/07
和田達夫
自己紹介です。
大木さんの拠点から上流へ1kmほど左岸で活動しております「笑ころネット中津川倶楽部」です。
仙台下の農業用水路の上側斜面(民有地)の竹林を「日本の竹ファンクラブ」が整備をしてます。仙台下河川敷はひとが近づけないため雑木、篠、茅が密生して荒れ放題になっていますので、竹林整備の手を伸ばして河川敷(民有地を含む)の整備をして、自然観察やボーイスカウトの活動拠点にしようとしています。中津川流域自然環境・景観保護という同じ考えを持った方々と手を携えていければ幸いです。ブログ(wiki)を紹介します。仲間を募集中です。
http://wiki.livedoor.jp/naka588/d/%c3%e6%c4%c5%c0%ee%b6%e6%b3%da%c9%f4
2006/11/23
田代の斜面林 おおきえつこ
前欄に続き、田代斜面林の写真
全体の解説は前欄を参照してください。
参考:「樹林残地に関するコメント」中野裕司氏=
http://aikawasizen.net/06-11-23NakanoComent.pdf
参考:「田代斜面林 提案書」
http://aikawasizen.net/bbs/up-trees2.cgi?log=&v=105&e=msg&lp=105&st=0
A町道三増102号線
・バスも通る町道
・手前に斜面崩壊箇所、樹木が町道に伸びる切土法面肩と斜面中段部(法面肩の高木は伐採し、常緑中低木にえ、中段部は間伐し、上段の大径木は適宜残す提案。雨水の流入対策も充分に行って欲しい。)
・上の原に近い、人為的改変箇所
(一部昔のブロック積みがある。樹木の根で崩落発生の危険があるなどのため、充分な保護工が必要である)
2006/11/23
田代の斜面林 おおきえつこ
あいかわ自然ネットワークは、田代の町道三増102号線沿い斜面林(愛川中学校となり)について、防災対策と共に、みどり環境、里山と「甲州みち」の文化的景観を残す提案をしました。11月21日に愛川町長に提出した提案文は、文字の掲示板に載せました。
愛川町の里山環境の保全については、多くの地域で課題を残しています。田代地域の里山林の一部である愛川中学校に隣接する町道沿いの斜面林も長年にわたり人手が入らず、また雨水の流入などから、防災上危険な状態を生じています。樹木を全て伐採すると風当たりが強まり、表土が流れ出し、また竹薮化も進むなどの問題点があります。
かつては、人の手が入り、斜面林の湧水も生活用水とされていたそうです。昔の里山の姿に戻したいとの声は、この地域の願いを表していると感じました。防災対策上からも、場所に応じて樹木を残し、住民参加による里山管理に期待します。
*この掲示板では、田代斜面林の様子を写真で紹介します。
@ 斜面上部緩勾配斜面「甲州みち」沿いの風景:歴史を感じる落ち着いたたたずまい。
写真は各欄3枚のみのため、次の欄にAを掲載。
2006/11/23
おおきえつこ
n.sさん ご連絡ありがとうございます。
尾山のゲンジボタル、ヘイケボタルともに、今年も
飛んでいました。ただ、ヘイケボタルの数が昨年より
少なかったのが気になります。
環境さえ残れば、また元気に飛んでくれると思いますが・・道路の光対策はどうなるのでしょうか?
2006/11/16
大木さんへ n.sより
大木さんへ
六倉下の蛍は今年もたくさんとは言わないまでも飛んだとのことです。
そこで生まれた蛍だねとみんなで喜んだようです。
ふとこのページを見たので遅くなりましたが
書き込みしました。
今年の私は、忙しくて子供達に見せることもできませんでした。
秋も深まり子供達とハイキングにでもとおもいますが
いのししが出ているようで、
飯山?鳶尾?だかで熊が出たとの話も聞き、
ちょっと躊躇しています。
2006/09/24
ミズニラ 大木悦子
2006年9月16日
家族連れの方から、緑色のイトトンボを上流側の水田で見たと聞いて行ってみたが、出会えなかった。腰をかがめてじっと探していると、見慣れない植物が目に入った。もしや、これがミズニラでは?
全体の姿と根本近くにある胞子の様子で、見分けられるそうだ。
ミズニラに間違いないとわかり、9月21日、厚木植物会の会長はじめ4名(大木も会員)で現地を確認した。
神奈川県レッドデータ生物調査報告書2006では、絶滅危惧1B類(過去20地域メッシュであったが、調査時点では半減、健在は2地域メッシュのみとのこと)、国の絶滅危惧U類にランクされている。
前述の県レッドデータブックによれば、
(池、水田、湿地の水底や泥中に生える多年草。
存続を脅かす要因:土地造成、池沼開発、自然遷移、農薬汚染。
保護の現状:一部の湿地で生育地が保全されている。)
愛川町でも保全していただけたらと思う。
2006/09/13
イトトリゲモ おおきえつこ
2006年9月10日 尾山耕地にて
イトトリゲモを教えていただきました。
今年7月発行の神奈川県レッドデータ生物調査報告書では、絶滅危惧U類とされています。国のランクは絶滅危惧TB類であり、保全対策が急がれます。
2006/08/25
モートンの出現期 大木悦子
写真と投稿ありがとうございます。
尾山耕地でのモートンイトトンボの分布はかなり限られています。
例年、6月10日前後に羽化が始まり、6月中旬から7月始め頃にかけてが羽化のピークのようです。
羽化後しばらくは、羽化場所近くに群れています。
メスは羽化後しばらくは全身がオレンジ色で観察しやすいのですが、成熟すると胸が草色になり、稲にまぎれて見つけにくくなります。
成熟するとそれぞれ産卵場所を求めて散らばり、さらに見つけにくくなります。
8月初旬までは、水田際から丁寧に見ていくと出会うことがあります。
ぜひ、また尾山にお出かけください。
黄昏に活発に飛ぶトンボたちにも出会えますから。
2006/08/19
すごい美しいショット/リピター通行人
れれ?いつの間に?こんなジャスピンで絞りを操ったサイコーショットを撮れるようになったの?と驚いていたら・・・、いつものレギュラー投稿おばさんではありませんでした(笑
実に美しい!!
2006/08/18
トンボ観察/s.nojima
兼ねてから気にしていたトンボ観察・撮影に行かせてもらいました。モートンイトトンボが沢山観察されたとの案内を知り、楽しみにしていましたが見かけることが出来ませんでした。ハラビロトンボ、シオカラトンボ、コオニヤンマ?、オニヤンマ?、ハグロトンボ?、ミヤマアカネ等でしたが思っていたより数が少なかった。
一方、感激したのは、あぜ道を歩くと、沢山のイナゴが一斉に飛び立つ場面に出くわし、自然の営みに久々にめぐり合えたことでした。これからも度々寄らせていただきたく思っています。又、何かお手伝いできることががあればと思っていますので、今後とも宜しくお願いいたします。厚木より・・・
2006/08/10
マメシジミ おおきえつこ
2006年8月7日
尾山耕地の水路の生きもの観察をしました。
アブラハヤ・シマドジョウなど、中津川から取り入れた水路ならではの生き物達が観られました。
少なくなったといわれるトウキョウダルマガエルも
尾山では何とか生き残っています。
7月半ば、水田の土の上をスッ〜と動いた小さな透明がかった白い貝。なんていう貝かしらと思っていたら
、マメシジミというのだそうです。
この日、水路に成長した黄土色の貝殻があり、初めて名前を知りました。
湧水環境に棲み、成長しても8ミリ程度と余りにも小さいために、砂礫に混じって気が付かないことが多いそうです。
いくつかの県ではレッドデータリストに載る希少な生きものとのこと。尾山の水のきれいさを示す生き物が、また一つ増えました。
2006年8月 7日 マメシジミの貝殻
7月15日 水田の土に動いた跡を残す
白く透明がかったマメシジミ
8月 7日 白に黒い模様のシマドジョウ 薄茶色に斑点模様のドジョウ
2006/08/03
コガタノミズアブ おおきえつこ
以前から時々、尾山の水田で見かけ、なんてきれいで鮮やかな草色と驚きながら、ずっ〜と名前を知りませんでした。今年の春、それがコガタノミズアブというかなり少なくなっている昆虫ということを知りました。
今年7月に発行された神奈川県レッドデータ生物調査報告書には、情報不足とされています。
コガタノミズアブに似ていますが、少し大きく黄色がかったミズアブも良く見かけます。
06年6月8日コガタノミズアブ
06年7月1日ミズアブ
2006/05/04
大木悦子
2006年5月3日 掲示板にも調査の様子を書きましたので、ご覧ください。
尾山耕地でギンイチモンジセセリに初めて出会いました。神奈川県の減少種、国の準絶滅危惧種です。
また新たに尾山耕地に生息するレッドデータ種の生きものが確認できたことになります。
また、尾山で初めて会ったオツネントンボの連結産卵も写真に収めることができました。
写真
・尾山耕地の中央水路の風景
・ギンイチモンジセセリ
・オツネントンボの連結産卵
2005/06/28
6月26日産卵を観た観察会
尾山耕地観察会 〜モートンイトトンボの産卵〜 2005年6月26日
モートンイトトンボと赤とんぼの羽化観察会を行いました。 参加者 6名。
昨年、はじめて観て感動したモートンイトトンボの産卵を、今年も観ることができました!
産卵の一方で、まだ多くの羽化直後の個体も観られます。稲の茎に登り羽化したばかりのモートンイトトンボの体は、まだ淡いパステルカラー。小さな羽化殻も残っていました。
アキアカネはちらほら観られましたが、まだ昨年ほど多くないようです。
4月から今までに尾山耕地で観察できたトンボは、ダビドサナエ、ハラビロトンボ、シオカラトンボ、ミヤマカワトンボ、ヒガシカワトンボ、アオハダトンボ、ショウジョウトンボ、モートンイトトンボ、コオニヤンマ、オジロサナエ、アキアカネの11種です。
写真には撮れませんでしたが、中津川堤防付近の水田の上を飛ぶギンヤンマを見かけました。もうそろそろ他のトンボ達も姿をみせてくれると思います。
水田稲作の益虫として、古くからとても大切にされてきたトンボたちが、なつかしい里山の風景の中に息づいています。
写真:6月26日 アキアカネ・羽化直後のモートンイトトンボと羽化殻
・成熟し、胸部が草色になったモートンイトトンボの産卵(未熟なメスは全身オレンジ色)
2005/05/09
尾山耕地の春
・昨年の春、一番初めに出逢ったダビドサナエ
は、中津川の堤防際の葉の上にいました。
今年、4月17日山側に整備されたばかりの農道付近を飛んでいました。農道で一休みした姿を撮影。
・5月3日尾山耕地への入り口付近、オドリコソウが白や薄いピンクの花を咲かせています。
・国の絶滅危惧T類のコウライイチイゴケ(蘚苔類)の生育地でもある町道幣山下平線建設予定地には、オヘビイチゴやジシバリなどが咲いて、“黄色のじゅうたん”になりました。
2005/04/05
公民館まつりの展示と体験教室
・ 反響のあった展示 と 楽しかった体験教室
愛川町中津公民館まつり・当会の写真展「美しいコケとトンボの里」と体験教室「植物スケッチ・植物を描いてみよう」に、たくさんのご来場、ご参加をありがとうございました。
体験教室参加者アンケートの感想(体験教室植物スケッチ描画参加人数:会員含め11名)
・非常に期待していた企画で、今後も継続して開催していただきたいです。
・上手には描けませんでしたが、とても楽しかったです。
*展示したトンボの写真は、尾山耕地で01〜04年に撮影した24種。コケは国の絶滅危惧T類:コウライイチイゴケ・ウキゴケ・イチョウウキゴケをはじめ数種。展示の感想他は文字の掲示板に掲載します。
写真
03-8-20カトリヤンマの産卵 04-6-27アキアカネの羽化 04-9-9ナツアカネの交尾
2005/02/21
お知らせ 写真展と体験教室
愛川町・中津公民館まつり にお出かけください
*あいかわ自然ネットワークの展示と体験教室のご案内 *
*愛川町・尾山耕地:里山のいきものたちの写真展
あいかわの自然「美しいコケとトンボの里」として、愛川町・尾山耕地でみつかった3種の蘚苔類絶滅危惧T類・コウライイチイゴケ・ウキゴケ・イチョウウキゴケをはじめ、2001年〜2004年にかけて当会が撮影した24種のトンボを中心に、植物などの植物写真も添えて展示します。
場所 愛川町中津公民館:
(レディースプラザ)2階和室
展示期間 2005年2月26日〜3月6日 (最終日は4時まで)
*植物スケッチ体験教室 講師:豊田路子:植物画家
日時 2005年2月26日受付開始 午前9時半 教室開始10時 終了は午後3時半過ぎ
場所 中津公民館一階創作創造室 参加費300円
申し込みは、中津公民館 046-285−1600
詳しい持ち物・内容は、当会のもうひとつの掲示板に掲載しています。
2005/01/21
モートンイトトンボの産卵
昨年の6月、当会の尾山耕地観察会で撮影したモートンイトトンボの産卵の写真です。掲示板に、そのときの様子を書き込んでありますので、併せてご覧ください。
昨年は、カトリヤンマとナツアカネ・アジアイトトンボの産卵を撮影。今年は、オニヤンマとモートンイトトンボ、ぼやけていますがアキアカネ、連結飛翔のミヤマアカネ。そして、うっかり写真は撮らなかったのですがハラビロトンボの産卵を確認しています。
その他のトンボのヤゴ・羽化殻も記録できましたので、繁殖環境解明に一歩近づいた感ありです。
2005/01/03
test
test投稿第1弾
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管理者→あいかわ自然ネットワーク事務局:
aikawasizen@yahoo.co.jp
中:2009年2月7日水の溜まり始めた湧水池 (2月15日現在、ヤマアカガエル卵塊44個を確認)
右:2009年2月7日前欄写真・中の滲みだし周辺環境と同じ場所 斜面の樹木を伐採して道路建設が進み、池周辺の環境も変化しました。(Tの右に掲載しそびれました)